故人様とよりよりお別れの為に… 葬儀の前にも、葬儀の後にもお役にたてるような情報をご提供いたします。 詳しく知りたい方は、お住まいのお近くの組合加盟の葬儀社まで、お気軽にお問い合わせください。
1.湯灌の儀
湯灌とは、葬儀の中でも最も大切な儀式のひとつで、一番最初に行う儀式です。 日本では古来から湯灌がございまして、以前は古式湯灌と言われていました。 当時は、親族の手によって、ぬるま湯を用意してタオルなどで故人様の体を拭いて差し上げて着替えを行い、最後に納棺する習慣がございました。 その古式湯灌が今も受け継がれ、現在ではプロの専門家ができ、業者さんが代わりに行い、逆さ水や薄化粧・顔そり・洗体・洗髪・納棺(好きな衣装に着せ替え)まで行ってくれます。儀式の中で一部は親族様にもお手伝いをしてもらうことがあります。 納棺の儀はお通夜前に遺族親族が集い、ゆっくりと故人様と向き合い、大切な時間を過ごし、「ありがとう」と感謝の言葉を伝え、故人様の安らかなる旅立ちを願いながら行う大切な納棺の儀式でもあり、近年の葬儀には欠かせない儀式のひとつとなっております。
病気で亡くなられた場合、看護婦や施設のスタッフによりアルコールでの清拭やメイク等が施される事が多く見られます。 しかしそれらは、死後の処置として行われる為、同席は叶いません。 湯灌とはエンゼルケアをやり直すのではなく、故人様を偲び触れられる最後のひととき。 また、時間経過と共にどなたでも起こり得る状態の変化。専門のスタッフが予測し、予め必要な処置を施すことは、葬儀が無事執り行われる事へも繋がります。 息を引き取られて間もない頃はご生前と変わりない状態かと思います。 しかし、故人様を拝顔して頂く際に、お顔色や臭気等、心残りにならないよう、ご生前に近い状態でご対面頂く為にも、是非湯灌をご利用下さい。
2.エンバーミング
エンバーミングとは、故人様を生前に近い状態に近づけることができる施術のことを言います。 事情があって日延べされる際には、ご遺体の状態を保持する為の処置であったり、闘病生活でやつれたお顔を、お元気だった頃のようにする技術や、血色をよくしたり、目の窪みを戻し、瞼を閉じたことで眠っているかのような安らかなお姿に戻ります。また事故に遭われた方には損傷の処置を施し、鼻や口からの戻りものが見られる方にはそれを抑制し、また、受けられた処置の補強縫合なども行います。しかしながら修繕処置は必ずしも全てが完全に復元というのは困難である場合があり、そのような場合はできる限りの処置を行うと共に、大切な方と安心してお顔を見てのお別れができるように最新技術(施術)を施します。 これらの施術は専門施設にて適切な処置を行う為、故人様のご移動が必要となります。 故人様はエンバーミング後、ドライアイス不要期間の目安として二週間ほど、体を冷やすことなく普段通り休まれているようなお姿でご安置することができます。 湯灌及びエンバーミングは、一番に故人様のことを考え、限りある貴重な時間を寄り添い、最後にもう一度想い出を積み重ね、安心してお別れができる儀式となっています。
3.お墓について
霊園のご紹介、新規墓石の建立はもとより、 近年は遠方からのお墓の移転や、代々墓のお墓のリフォーム、 跡継ぎ問題から派生したお墓じまいなど、 改葬手続きを承ることも増えてまいりました。 亡くなった方の納骨のお手伝いや、ご戒名彫刻の工事手続きなども 承っております。
・お通夜の挨拶 ・弔辞 ・葬儀の挨拶 ・精進落し